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原発回帰を目指す利権屋たち

 3原発が爆発した世界最悪の事故から14年になる直前、東電旧経営陣の無罪が確定し、最高裁の裁判官も無知だと確定しました。
 米五大湖の原発のように「防水蓋」を付けるだけで事故を防げたのです。
 政府は原発推進に舵を切り「、原発依存度を可能な限り低減する」を削り、発電の20%を原子力にする第7次エネルギー計画を2月に閣議決定。
 原発は、ウランやプルトニウムから出る熱を利用して発電しますが、安全確保のため、装置の製造や設置に莫大な量の化石燃料を使うので、それと同量の化石燃料で火力発電すると、原発より多く発電でき、その上、核廃棄物の処理に何十万年もかかるので、将来も大損します。
 この事実を1976年に室田武氏が明らかにすると、利権の恩恵を受ける経済産業省、電力業界、自民党、公明党、原発立地自治体などは、インチキの発電コストを発表し、原発は安いと世間を欺き続けています。
 福島で事故を起こした原発の底には核燃料デブリが880トンあるのに、取り出せたのは0.7g。事故の処理を終えるのに200年はかかりそう。
 原発をやめると、電気料金と税金が安くなり、地球温暖化を防げます。
 7月の参議院選挙では原発利権政党に鉄槌を下し、日本を守りましょう。